オールドドメイン(中古ドメイン)のSEO効果

SEOの外部対策でオールドドメイン(中古ドメイン)を使った手法があります。
オールドドメイン(中古ドメイン)とは昔から使用されていたドメインが何らかの理由で管理者によって手放されたドメインです。
これは新規でドメインを取得するよりもSEO対策に効果のあるとされている被リンクが既に多くついていることが多く、また、ドメイン年齢も古いことからSEO対策に有利に働くことが期待さるという理由から、オールドドメインには価値があると考えるSEO対策を志す人が多いのです。
このオールドドメインを使ってホームページを制作、公開することにより、新規ドメインを使って制作するよりも公開当初から検索順位の上位表示が可能であったりします。

ここではそのオールドドメインを使ったSEOについて考えてみます。

SEO対策の一つとして外部対策があります。
外部対策は主に目的のSEO対策サイトに対しての被リンクを増やすという作業です。
相互リンク依頼したり地道に魅力的なコンテンツを制作し自然に他サイトから紹介(被リンク)される方法もありますが、なかなか時間がかかります。
そこでオールドドメイン(中古ドメイン)を利用します。
オールドドメイン(中古ドメイン)でSEO対策を行うということはSEO対策をするウェブサイト(ホームページ)に対して同じ関連のホームページをオールドドメインで制作し、対策サイトへ被リンクします。つまり自作自演の被リンクを増やすということです。
質の高い(効果の高い)オールドドメインはページランクが高い、オールドドメインへの被リンクが多い、ドメイン年齢が古いことなどが重視されています。

オールドドメイン(中古ドメイン)のSEO効果について賛否分かれるところです。
実際に私が検証した結果についてお伝えいたします。
まずオールドドメインを使ったSEO対策とはどのように行うのでしょうか。
SEO対策として検索エンジンがホームページの評価基準として被リンクがあります。
被リンクの量や質でそのホームページのオーソリティ(重要度)が決まり、検索結果の順位に影響しています。
その被リンクの量と質というのは質の低い1,000サイトからの被リンクより質の高い1サイトからの被リンクの方がSEO効果があるといわれています。
この被リンクを偽装するために、SEO対策を行う業者等はSEOの被リンク用のWEBサイトを無数に立ち上げて、対策サイトへリンクします。
この被リンク用のサイトを制作するのに新しいドメインをとって制作してもそのWEBサイトは検索エンジンにとっての重要度は低く、それらのサイトからの被リンクも当然質の低いものと判断されてしまいます。
そこで、何らかの理由で放棄されたドメイン、以前から運用されていたドメイン(オールドドメイン)を取得して新規にSEO用のサイトを立ち上げることで質の高い被リンクとして扱われる、これがオールドドメインを用いたSEO対策です。
オールドドメインの選定には「ドメイン年齢」やそのドメインに対する「被リンク数」、「ページランク」などが主に重要視されます。
これらのオールドドメインの取得は自分でWhoisなどでこつこつと探してもいいのですが、能率が悪いのでオールドドメインを日々DBに蓄積している業者の閲覧サービスを利用すると効率的に探せます。

オールドドメインを使ったSEO対策は難しい

オールドドメインを使ったSEO対策は現在でもSEO業者によって行われることが多く、そのオールドドメインは日々、業者によって取り合いになっています。
地道にオールドドメインを探してもいいのですが、良質とされるオールドドメインは既に被リンクを多くついていたり、ドメイン年齢が古かったり、googleのページランクが高かったりすると競争も激しくなり、オークションにかけられているオールドドメインを探したり、オールドドメインの販売業者から購入したりする方が費用はかかっても良質なオールドドメインの取得には効率的であったりします。
ただ、費用をかけて良質なオールドドメインが取得できたとしても運用はかなり難しいのが現実です。
GoogleやYahooもこういったSEO対策はブラックハットと認定していますので、オールドドメインの所有者が変わるとそのドメインの評価をリセットすると明言されています。つまり、被リンクやドメイン年齢などのそのオールドドメインに対する評価がリセットされるのです。
この判断はそのオールドドメインのサイトの内容により、コンテンツボリュームであったり、言語、テーマが変わっていることで判断されます。
検索エンジンからこのコンテンツボリューム、テーマ、言語などを欺くには並大抵の制作技術、労力では難しいでしょう。
このように、オールドドメインを使った、SEO対策を効果のあるものにしようとするとそれなりの費用と時間と労力が必要となり、リスクを考えるとなかなか難しい位対策かと思います。

良質なオールドドメインの取得

オールドドメインの取得は下記サイトに期限切れドメインが毎日更新され、確認できます。

http://www.domainsnext.com/dellist1.htm
http://www.domainsnext.com/dellist2.htm

ただし、ページランクや多くの被リンクがついた良質なオールドドメインは激戦なので上記サイトで確認してドメインの質をチェックしてという手順ではまず取得できません。
上記サイト以外で取得する方法としてはオールドドメイン検索サービスなどがあります。ほとんどのサービスは有料で月額費用がかかり、こちらもそれなりに激戦ですが頑張ればページランク1~2程度であれば良質なオールドドメインも取得できます。
その他にドメインオークションというものがあります。
こちらも激戦ではありますが、ページランク4程度のドメインであれば3~4万円ほどで落札できますので確実に良質なオールドドメインを取得したい場合はオークションがお勧めです。オールドドメイン検索サービスは1ヶ月で数千円程度の利用料ですが、長い目でみ見るとドメインオークションの方が安くつくと思います。

オールドドメインの効果を検証

そこで、実際にオールドドメインの効果を検証してみました。

まず美容関連のAサイトとBサイト、どちらも独自のコンテンツを持ち、ページ数、コンテンツ量もほぼ同じ、立ち上げ時はどちらも新規ドメインで被リンク数もほとんどない状態です。同じ対策ワードで検索順位はどちらも20位~30位内の状態です。
SEO効果のほとんどないサイトからの被リンクを少しずつ追加しながら検証を行います。その間、AサイトもBサイトも同じ要領でコンテンツの更新は行います。
以前の所有者が美容関連で運用していたオールドドメインをいくつか取得、いずれもページランク2~4程度のものでドメイン年齢もほぼ同じ、いずれのオールドドメインもブラックリストには載っていない状況のものです。
Aサイトにこれらのオールドドメインのトップページからのリンクを週に1つずつ増やしていきました。
すると、最初のオールドドメインからリンクさせた2ヶ月目から少しずつ、Aサイトが対策ワードでの検索順位が上昇してきました。
効果があるようで順位を確認するのが毎日楽しみになってきましたが、4ヶ月目に入ると10位以内に入りましたが4ヶ月目最後で一気に急降下、以前あった30位よりもさらに下がりました。
そしてその後もAサイト、Bサイトの更新は続けましたが1年経った、Aサイトの現状は当初の順位30位に落ち着きました。
この結果を見ると、一時的には効果があったようですが、結局は効果がなくなってしまったといえます。
AサイトもそのAサイトへ被リンクしているオールドドメインもコンテンツの更新を行い続けてきましたが、結局、効果なしの状態です。
SEOは様々な要因が影響するので一概には言えないかもしれませんが、今回私が行った条件では「オールドドメインはSEO効果なし」と言わざるを得ません。